不溶化とは、土壌。岩石からの重金属などの溶出を、鉱物を用いて地球化学的に安定させることで溶出を制御する技術です。
(株)環境材料エンジニアリングでは、不溶化材・吸着材を以下のコンセプトに基づき開発しています。
- 重金属類に直接作用し、作用機構が明確であること。
- 自然条件下において、生じうる作用・現象を利用(自然浄化)
- 自然条件下において、材自体が安定、安全
- 使用条件下において、極めて不可逆的に重金属類を吸着、収着
結晶生成の利用
■ハイドロタルサイト Hydrotalcite Mg6Al2(CO3) (OH) 16・4H2O
図-ハイドロタルサイトの模式図とインターカレーション ハイドロタルサイトは、pH=4~13、300℃まで安定であることが確認されている。 吸着鉱物の利用
■シュベルトマナイト Schwertmannite Fe8O8(OH)8-2X(SO4)X・nH2O(1≦x≦1.75)
図-シュベルトマナイトの模式図 トンネル型をした鉄鉱物
自然に堆積したシュベルトマナイトを含む地層について炭素半減法により年代測定したところ、1万8000年以上安定であった ことが確認されている。